【ありがとう農学校を卒業して、今。】
卒業式の日
私は、結婚したことも子供を産んだことも失敗したと思っている自分に気づいて号泣した。
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月一回、淡路島で受ける命の授業。
作物が育つ喜び
知らなかったことを知れる喜び
虫や微生物や動物たちの存在理由。
全ての生き物には存在に理由があり、循環している。
「自然の摂理」と「いのち」の循環を知るだけでなく、植物を通して体験させてもらえる学校。
毎日いのちと向き合う宿題。
植物の命を通して自分の命と向き合う日々。
自分が緩んでないと植物はできないし
できても味が辛かったり、苦かったり・・・
農業を教わっているようで、実は毎回自分と向き合えるようにクリーニングされているような講座だった。
私は日常生活の中でいろんなところから寄せ集めた感情や情報で心をいっぱいにし
自分の心がよくわからなくなっていることにさえ気づかず
身体が悲鳴をあげていた。
土を触ると不思議と涙が出るし、
いのちに触れるととても愛おしかった。
うまくできようが、できまいがそんなことはどうでもよくて。
愛情を注いだ種が発芽して成長していく姿がとても眩しかった。
農学校が回を重ねていくにつれ
少しずつクリーニングされて来た私の心には
インスピレーションがやっと届くようになっていた。
最後の授業で
「いのちに失敗はない」
とたかさんが言った瞬間に
雷が落ちたかのように冒頭に書いた言葉が思い浮かんだ。
「あぁ、私は今の状況がしんどすぎてせっかく自分の元に来てくれた命を失敗したと思ってしまっているのだ」
「しんどくても止まれない。止まろうとしない私を止めようと私の身体は必死なのだ」と。
ありのままの命を受け入れたふりをしながら、他者からの意見ばかり優先した挙句自分を追い込んで辛くしてしまっていることに全く気づいていなかった。
このことに気づいてから、日常も身体も私の心も激変しました。
そしてトマトも・・・笑(豊作♡)
全然実をつけなかったのに、いきなりできだしたのです。わたしの心が変化したら。
まだ完全ではないけれど、とても元気になりました。
息子と二人で過ごす時間を増やしたことでとっても幸せを感じるようになりました。
言葉が話せないからと療育に力を入れすぎたせいで目の前にある幸せから自由を奪い、時間を奪い、体力を奪い苦しみへと向かっていたのだと気付きました。
農学校という名前ではありますが、私はいのちの学校だと思っていて、この世に肉体を持って生まれた意味や生き方やあり方、いのちについて細胞レベルで学べる場だと思っています。
この講座が必要な方に届きますように。
たくさんの方がいのちについて学び気づきを得られますように。
愛と喜びの循環をみんなと共有できますように。
2005年11月10日夜に天国へお引越しした大地くんへ
たくさんの愛をありがとう。
教えてくれてありがとう!受け取ったよー!
ちゃんと息子に循環するね!
愛より
大地がよろこぶ「ありがとう」の奇跡
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